★知って得するテニスと栄養:第1回【スポーツと食事の繋がり】
「スポーツと食事の繋がり ~なぜスポーツに食事が欠かせないのか?~」
はじめまして。
ジュニア・アスリートフードマイスターの堂下智子(どうした ともこ)です。
スポーツに取組む人に必要な栄養や食事についてお伝えするのが
ジュニア・アスリートフードマイスターの役目です。
ラフィノの皆さんに、今回から5回に渡り、テニスに必要な栄養や食事について
大人から子供まで、役立つ情報をお届けいたします。
第1回目はスポーツと食事の繋がりについてです。
私達は日々食事を摂ることで食べ物を噛み砕き、体の中の様々な機能が働いて
栄養素が消化吸収され、その栄養素が隅々まで運ばれて体を作っています。
そして食事から摂った栄養素が体を動かし、
筋肉や骨などを作り、体の調子を調える役目をしています。
ここで、テニスのサーブの動きを考えてみてください。
まずは
⇒どこのコースを狙うか考える
↓
次に
⇒サーブを打つために集中する
↓
最後に
⇒トスを上げサーブを打つ
この動きの中で3つの栄養素が必要とされています。
①コースを考えることで頭や脳を使う
⇒ 炭水化物(糖質)が必要
②フォルトしないよう集中し神経の興奮を抑える
⇒ カルシウムが必要
③トスをあげ、球を打つため筋肉を使う
⇒ たんぱく質が必要
サーブの動きだけみても球を打つために筋肉を動かすだけでなく、
【考える】、【集中する】のにも栄養素は使われているのです。
スポーツをする人はスポーツをしない人に比べエネルギーや栄養素の消費が多いため、
食事からより多くのエネルギーや栄養素を補給する必要があります。
しかし、日々の食事を手軽な食品で済ませる、食事を抜く、
清涼飲料水を飲み過ぎるなどと言った偏った食事では、
運動時に必要なエネルギーが足りなくなるだけでなく、
使ったエネルギー補給や筋肉修復のための栄養素が足りずに疲労回復にも遅れが生じます。(>_<)
疲労が残っていると食欲不振、筋肉の痙攣、集中力の低下、ケガをしやすいなど
パフォーマンスの低下に繋がり、悪循環ですね。
食事とは一般的には人間が生命を維持し、活動、成長をするために必要な栄養素を
摂るためのものですが、スポーツをする人には競技能力を発揮する体作りのため、
疲労を残さないため、怪我や病気の予防のために欠かせないものなのです。
足を攣りやすい、貧血、風邪を引きやすいなどの症状も食生活を見直すことで
改善される可能性が高いです。日々の食事から必要な栄養素を摂ることで、怪我や
故障のリスクが減り、試合や練習にベストコンディションで臨むことが出来ます。
★食事もトレーニングのひとつと捉え、日々の食事をしっかり整えることを心がけましょう!
バックナンバー
第2回【水分補給】第3回【食事のポイント】
第4回【食事とタイミング】
第5回【外食、コンビニの活用法】
◆堂下智子
ジュニア・アスリートフードマイスター
ブログ ~スポベジプラス~