モダンテニスプレーヤーになろう! 須貝アレックス's コラム
~ 7種類のトップスピンショットをマスターすればもっとテニスが楽しくなる ~
Hello テニス愛好家の皆様! モダンテニス(進化していくテニス)は過去のテニスと違ってダイナミックなプレーが増えていますね!
昔のスーパーショットが普通になってきているように見えます。このダイナミックなテニスに進化して来た、大事な要素はトップスピンです!
1990年代のトップ選手、アガシとサンプラスのフォアハンドの平均トップスピン量は1,800rpm(1分間に1,800回転)でした。
今のトップ4選手のフォアハンド平均回転量は、
ジョコビッチ | 2,550 rpm |
ナダル | 2,688 rpm |
フェデラー | 2,350 rpm |
マレー | 2,562 rpm |
ショットによって、ナダルは4,600rpm、フェデラーは3,600rpmまでスピン量を上げる時もあります。
では、なぜスピンがモダンテニスに重要なのか?
今の選手達はスピンを使ってポイントを組み立てたり、守ったり、攻撃したりしています。7種類のトップスピンショットを説明したらなぜかもっと分かります。国によって、呼び方は色々ありますが、これはアメリカでの呼び方です。
1)ドライブ
ネットから30cmぐらい上を超える低めのスピードのあるスピン、相手にダメージを与える攻撃的な一撃ショットです。
ジョコビッチが振られた時にカウンターを打つようなショットですね。
2)アーク
ネットから1mぐらい上を超える組み立てショットです。
プロは皆、ラリーの時はこのボールを打っています。相手を左右に動かせたい時に使います。
3)ループ
ネットから2~3mぐらい上を超える高めのボールです。日本で言うエッグボールですね。自分が後ろに下がった時に打って相手が攻めて来ないように高く打つボールです。
ナダルが守りによく使うショットです。特にフェデラーのバックサイドを狙う時に使いますね。
4)ディップドライブ
これは、高めの打点(肩ぐらい)からボールをコートに落としつける決め玉です。ボールの内側からスピンをかける打ち方でポイントを終わらせるショットです。
プロが回りこみフォアの時に良く使うトップスピンショットです。
5)ロブ
相手がネットに攻めてくる時に後ろに下げさせるショットです。トップスピンロブは攻撃的なロブであり、相手の頭を超えるショットです。
ネット前に詰め過ぎる相手に効果的です。
6)アングル
1のドライブの打ち方と似ていますが、前にボールを飛ばすのではなくボールの横側を打って思いっきり浅くバウンド後にサイドラインから離れるショットです。 相手がネットに出てくる時にパスで使ったり、相手を思いっきり左右に振りたい時に使うショットです。
7)ベンダー
「テニスの王子様」で言うブーメランスネークですね(笑)。ストレートのコースをサイドラインの外側から曲がって入ってくるショットです。
(漫画ほど曲がりませんが!)
ランニングフォアハンドパスに見られるショットです。ボールの少し外側を打ってボールを曲げさせるショットで、
ナダルがポールの外からグイッと曲がって入ってくるフォアハンドパスがベンダーです。
この7つのトップスピンを現在のプロ達は使って戦っています。
このトップスピンのお陰でプロ達はコートのいろんな所にボールを落とす事ができて、コートをより広く使って、攻撃、守備、試合の組み立てをする事ができます。
クロスラリーにアーク、方向をチェンジする時にドライブのストレート、チャンスボールにディップ。
深く打たれた時はループで相手に返して攻撃できないように守って、組み立てに戻る、またはすぐに攻撃に入る。
相手がネットに出てきた時にはアングル、ベンダー、ロブで相手を抜く事ができます。
基本のトップスピンの感覚を身につければ7種類のトップスピンをマスターして自由自在に打つ事ができます。基本はすべて同じです。手首の角度、打点、スイングが正しく実施されればトップスピンは簡単です。
早くトッププスピンの感覚を習得したい方は『 スピンプロ 』が便利でお勧めです。装着した瞬間トップスピンがかかるスイングになって、感覚を体に染み込ませる事ができます。
トップスピンの感覚を習得したら、スピン量やボールの起動の調整をして、あなたもプロみたいに7種類のトップスピンが打てるようになります。
2012.2.14
Good Luck!
Your Coach,
Alex
▼スピンプロを使った実践レッスン開催決定! クリックで申込ページへ