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ドーピングは本当に悪か?

こんにちはラフィノ西山です。

雨、嫌だな、と憂鬱になりがなら
日比谷図書館に期限の本を返却に行きました。

ふと、あるコーナーに目が、「今日の1冊」
ドーピング問題本
「今日限定?」、しかも考えていたことにピンポイント、
帰り道で見つけたスタバで読み始めると、グイグイ引き込まれました。

ここ数日賑わせているドーピングのニュースには違和感を感じていました。

本書には、衝撃的な内容が満載なのだが、特にショッキングで、でもだろうな?と妙に納得した一文を紹介させて頂きます。

「あなたはオリンピックで金メダルをとれるなら、
5年後に死ぬと分かっていても薬を使いますか?」

この質問にオリンピック選手の52%が『Yes』と答えたそうだ。

単に感情的にドーピングした選手を悪だと決めつける前に、なぜスポーツ選手がそこまで勝利に執着する様になったのか?その背景を知った上で自分なりに理解を深めたいと思いました。

現代のスポーツは豪快に稼げる職業の一つとなり、それは個人だけではなく取り巻く様々な人間関係の利害上に成り立っている。

そんな背景を考えずに、ドーピング禁止の規制だけがドンドン厳しくなっていってもその裏では、検査に見つからないための科学技術が向上し、そもそも薬物を使わない手法も生まれてくるのかもしれない。

スポーツの爽やかなイメージ圧力が分厚すぎて、こんな議論はタブー気味だけども、メダルの数ばかり気にしている東京オリンピックを控えた国の人間として口に出すべき話題ではないかと思いました。

競技スポーツを目指す人は購読をお勧めします。

ドーピング本
『スポーツ倫理を問う』
友添秀則、近藤良亨 共著

さすが図書のプロが選んだ本だけのことはあって、読書が苦手私でも興味深く(面白く)読み進める事が出来ました。

付け加えておきますが、個人的に「ドーピングありでしょ!」と言っているわけではありませんので誤解のないように。