雪深いテニスコートなんて見たことも無い町でそだった少年がテニスに興味をもった。
こんにちはラフィノ西山です。
錦織君の活躍を観ていたら、無性に欲しくなったモノを昨日の深夜ポチッとしてしまい本日Amazonさんから届きました。
「な〜んだ」
まぁまぁそう言わずに(笑)超個人的深い話しです。
世間的にはテニス漫画といえばエースをねらえ!岡ひろみ”ですが
僕にとってはこのテニスボーイ!飛鷹翔”&岡崎先輩”です。
才能を見出された中学生がプロテニスプレーヤー養成する為の最先端の学園に入学してライバルと切磋琢磨する物語。
ん?30年以上前に錦織君のテニス人生を予言してますよね!?
新潟の雪深い街で育ちテニスコートさえも観た事が無い13歳の西山少年が親友のイケピン(池田君)の家で偶然読んだのがテニスボーイ。
この時いつもの様に『マカロニほうれん荘』を読んでバカ笑いしていたら人生違ったかも。
12歳〜13歳だった西山少年には衝撃的だったのでしょう。
当時のスポーツ漫画と言えば エースをねらえ! アタックNO1 男の子は巨人の星 ドカベンちょっぴり暗さもあるスポ根モノが主流、
ところがテニスボーイに描かれていたスピリッツは違っていました
「エンジョイテニス!」
新潟で育った西山少年
従兄弟達が比較的スポーツ万能タイプだったんですけど本人はいつもボーッとしている人間でした。
なんとなく運動やらなきゃいけない雰囲気が漂っていて一生懸命つき合っていました。
でも何をやっても普通以下なんですよぉ〜、バカにされながら野球とかスキーとかさせられている感覚、彼にとってはスポーツって苦しくて楽しくは無いものだったのだろうと思う。とにかく競争するって状況が苦手だった。
そんな時にテニスボーイを読んだ、「テニスって何!?」エンジョイテニス?
もうのめり込みましたねぇ〜
今になってサラサラ読み返すと、この漫画で随分テニスの基礎知識が身に付いたんだと理解できます。
当時のスター選手、ボルグとかコナーズとかマッケンローとかについて、テニスのルールや技術についても丁寧に注釈がついているので自然とテニスの魅力が頭にインプットされたのだと思います。
私にとってテニスはプレーする事よりも、テニスが持つ独特の世界観に強く惹かれたのだと思うんです。
それは今でも変わりません。
正直言うと、日本人選手が活躍しようがしまいがあまり気になりません。
錦織君の活躍に熱くなっている自分の奥にどこか冷めている自分を見つけることもあります。
しばらく日本では錦織君の勝ち負けに関心が向き騒がれることでしょう。
せっかく錦織君がくれたチャンスですから
テニスの世界観も日本に広まるといいですね。
とは言え錦織君はやっぱり偉大なんです。
なぜ強烈にそう思うかと言いますと
テニスボーイの最終話に理由があります。
最後のページでこんな記載で物語は終わります。
『XXXX年 SHO HIDAKA Wimbledon BEST16 』
当時は漫画の世界でさえ日本人ウインブルドンベスト16が想像出来る夢の限界だったのでしょうか?
32年経って錦織君は全米で決勝進出ですよ!!!!
おとぎ話を現実が追い越してしまった瞬間を今、私達は目撃しているんですね。
46歳になった自分の人生を振り返るとあの時、イケピンの家で偶然テニスボーイを手に取らなければ、テニスショップでストリンガーとして働かさせていただくことは100%なかったでしょう。
そしていま一緒に仕事させて頂いている大切な仲間、私を支えてくださる大好きなお客様との出会いはほぼ100%無かったでしょう。
日本に住んでいる人同士が出会う確率は『0.00000000000000006%』と言われています。
偶然に偶然が重なっていまがある人生と毎日出会う人々とのご縁、
大して上手くも無いのにテニスとめぐりあった不思議な運命を信じて
一生懸命使命を果たしたいと思います。