以前から、小学生、中学生の早すぎるポリエステルストリングの使用に警鐘をならしています、
今日も12歳女子の親御さんから、「ボールが収まらない様になってきたらポリが良いと勧められたんですけど、西山さんどう思いますか?」とアドバイスを求められました、
私はおすすめしません、
体が出来ていないうちに硬くて飛ばないポリを張ると、一見ボールが入る様に感じバシバシ打てて面白く感じますが、無理にハードヒットするような打ち方にもなりかねません、
それが負担となり、肘肩手首など腕だけではなく、膝や腰への負担も大きくなる危険性もあります、
体が出来て怪我なくテニスが出来る様なレベルになるまでは、ナイロン系の素材がベストだと思います、飛びすぎて収まらないのは、逆をかえすとストリングそのものにパワーがあるので、そのパワーをコントロールしてコートに収める技術を習得することが長い目でみて役に立つと考えます。
日本人は欧米人に比べて体格も違いますからストリングの力を借りて技術でパワーに対抗するのもテニスの醍醐味ではないだろうか?
周りがそうだから、プロもそうだから、ってそれが本当に正しい選択とは限りません、
ラフィノ船橋店でお張りしているジュニア選手は段階を踏んでいきます、
1、ナイロンモノマルチ系でスタートバボラアディクション125など
2、早く切れる様になったらロール等キープしてコストを下げます
3、モノ系の耐久性の高いゴーセンAKPROCX17などに移行
4、柔らかい素材のポリを縦にナイロンを横にハイブリッドに移行
5、15歳前後を目安に縦横ポリorハイブリッドで行くかを検討
一番は怪我をしないこと
怪我をしないことがスポーツ選手として成功をする為の近道だと考えますし、なにもエリートを目指さなくても痛みを我慢してスポーツをするなんてあってはならないこと、
痛みや怪我は子供の体にも心にも大きな影響を与えますから、そんなことで挫折感を味わってほしくないのです、
不要不急のポリ使用はお控えください
西山克久
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