こんにちはラフィノ西山です。
昨夜帰宅後、食事しながらテレビを付けてみると、
おおお!興味深い番組を発見!
奇跡のレッスン~世界の最強コーチと子どもたち▽テニス編
NHK Eテレ
本場スペインからコーチを招き、選抜したジュニア達に1週間コーチグをするという内容でした。
面白すぎて、食事が全然進みません。
私の心に刺さったコーチの言葉がありました。
「この時期(小学生)のランキングや勝ち負けには何の意味もない。」
まさに最近この事を考えていました。
たまたま今読んでいる本の中に実は、こんな事が書いてあったからです。
フランスのスポーツに対しての話です。
小田伸午著”スポーツ選手なら知っておきたい「からだ」のこと”より
「フランスでは、高校生段階までは全国大会はやらない方がいい」
という国民共通の理解がある。
その理由は全国規模の大会があると、勝たせるためにコーチ達は将来大きく伸びる神経系に関わる基礎作りの習熟をおろそかにして、速攻性のある筋力やスタミナ作り、勝つための戦術を強制してしまう。
そう言えば、日本ではジュニア時代に世界でソコソコでも、大人になって活躍できる選手が少ない状況がありますが、それも腑に落ちます。
ただ、これはあくまで将来世界で活躍する為には!?という視点でのお話し。
実は、日本には特殊な事情がありますよね、それを表立って話し議論される事はあまりありません。
そもそも視点が違うかも。
大人達の視点が変わらない限り、子供達は早い段階で勝ちを求められる。
そんな現場を変えるのは、難しいのではないでしょうか?
一握りのエリートを作るのではなく、国民一人一人がスポーツを心底楽しんで健康で豊かな人生が過ごせる国。
個人的には、それがスポーツ大国だと思っているのであります。