西山克久です、今日はラケットの選び方についてお話ししたいと思います、
日本のラケットの選び方は画一化したと感じていて、
僕は1992年からテニス専門店で仕事をしていますが、その頃の師匠からは、ラケットはプレースタイルでお選びしなさい、と教わりました、
当時日本のはテニスブーム後期でしたが、今とは違って、売れているラケットも多様化していました、
フェイス面積をだけを見ても、プロスタッフ85やグラファイト110 アウターエッジ130?インチのラケットもありました、様々なタイプのラケットが売れていました、
フレームの厚みについてもプロファイルシリーズなどの超厚ラケも大ヒットしていました、
重さもそうです、350g〜ヘッドの225gのラケットまで、全てのスペックが横並びで人気がありました、
よくよく考えてみれば当たり前のことで、プレーヤーは男性も女性いるし、体格も筋力も違うわけですから、本来ラケット選び方は全く違ってきます、
プレースタイルで、選ぶとはどう言うことでしょうか?
例えばダブルスが好きなのかなのかシングルス好きなのか、ストロークはスピン系なのかフラット系なのか、そこに筋力や体格も加味します、
意外と重要なのが過去のスポーツ経験や性格で、軟式テニスや野球部、ソフトボールなどを部活で経験した人は選び方がガラリと変わります、
テニス未経験の人でも選び方は様々なので、初心者用、中級者用、上級者用とそんな言葉でひとくくりには出来ないのです、
しかし現在日本では、ラケットの選び方が画一化していると思いませんか?
画一化とはみんな同じ様なラケットを選ぶ傾向にある、そんな状態です、
それはどの様なラケットかと言うと
300g 100インチ
中学生も全国大会に出る様な男子高校生も、テニスを初めて数年の主婦も、40代男性の上級者も、プロの選手も、同じスペックで良いのでしょうか?
それが普通っておかしいと思いませんか?
テニスはラケットを振り抜くことで回転をかけ、飛び過ぎてしまうボールをコートに上手く落とすスポーツです、
強いボール競うものでは無いし、打ち負けた時だけ、いちいち卑下するもんでもありません、
安定したスィングで、長時間ラケットを振り抜き続けられる重さを選ぶ必要があります、
その重さがみんな300gである筈がありません、
なぜそんな偏り傾向にあるのか?
そこには、ある言葉の存在がありました、
次回はさらに掘り下げてお話ししたいと思います、
重量を270gに設定!
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ちなみに、2020年全仏を制したイガ・シフィオンテク選手のラケットは、プリンスで290gだったそうですよ、軽いラケットは打ち負けるなんて、本当は思い込みではないでしょうか?