こんにちはラフィノ西山です。
全豪オープンテニス
クルム伊達選手が90位のシャハー・ピアー(イスラエル)を6―2、7―5で下し3回戦へ!
FMでも途中経過をニュースで伝えていましたが
いちいち「42歳のクルム伊達が…」と言われるのはちょっとね(笑)
フィジカルもメンタルも人間として進化している姿を私達に魅せてくれています。
1月15日の伊達公子さんオフィシャルブログによると
昨年のウィンブルドンの後、心も身体もボロボロな状態の時に、新しいトレーニングに出会った事が大きかったと書かれています。
ただオンコートでボール打っているだけじゃダメなんですね〜トレーニングの持つ可能性に私達こそ気がつかなければなりません
Twitterから「伊達さんの使っているラケットは何ですか?」と問い合わせを頂きました、同じ疑問をお持ちの人が多いかと思います。
伊達さんのラケットはヨネックスS-FiTα105
握力が弱い人でも打ち負けない特殊なグリップ形状になっていたり
相手の球威を利用してパワーのあるボールを打ち返せる設計になっています。
良く飛ぶラケットを使いこなす技術を身につける事も、日本人のテニスには重要な要素で見習うべき点です。
ガットはハイブリッドですね。
あくまで私の予測ですが縦にポリエステル系のガット、横にはたぶんナチュラル、最近増えてきているパターンです。
伊達さんの快勝とは裏腹に
シャラポワと2回戦で対戦した土居美咲選手は、0─6、0─6…可哀想なくらい完敗、さぞ悔しかったでしょう。
ニュースになってしまいそうなスコアー見て、思い出した昔の試合がありました。
確か全豪オープンでした。
思い出した選手は杉山愛選手、相手はウルお覚えですがセレナ.ウイリアムスだったと思います。
杉山さんは圧倒的に責められて1ゲームと獲れず勝負はついた感じ、
会場もシーン
当時解説をされていたIさん「私は応援解説はしない主義ですが流石にこの展開は杉山を応援したくなります。杉山頑張れ」
そんなコメントがあったのを覚えています。
何故この試合を思い出したかと言うと、完敗した杉山さんのプレーが素晴らしかった。
途中から勝ち負けどうこうよりも 1ゲームを獲る事に一生懸命チャレンジしている姿に感動しました。
2セット目の途中 やっと1ゲームを獲れた!
その時杉山さんは、満面の笑顔でガッツポーズ!を魅せてくれたんです。
会場はとても盛り上り 「よくやった!!」とスタンディングオベーション(笑)
たった1ゲームを獲っただけで会場全体が笑顔になる
これがプロに求められるエンターテイメントなんだと思いました。
土居さんの試合は観る事は出来なかったので、どんな感じだったのか判りませんが
テニスが世界でメジャースポーツある理由はそれがエンターテイメントだからだと思うんです。
勝ち負け以上の価値を魅せられるプロ選手は素晴らしいですね!元気になります。
伊達さん 杉山さん
若手の日本プロ選手は、学ぶ事ができる素晴らしい人が居て幸せ。
そうそうこちらもTwitterでお問い合わせいただきましたが
土居選手が使っていたラケットが新しいっぽいですね
私はまだ情報を持っていませんが、、新製品が出るなら今年もスリクソンブームが到来しそうです。
土居さんは一生懸命戦うけど、あまりにも壁が高すぎでした。
0-6/0-6 ですが、総取得ポイントもダブルだかトリプルスコア。
あまりにもポイント取れないんで、1ポイントでも取ると会場から拍手でした。
選手としては相当悔しい敗戦だと思いますけど、まだまだこれからの選手。がんばってほしいですね!
土居さんにとってそんなに壮絶な試合だったんですね。これをバネにやってくれそうな予感もします。全仏の決勝でグラフにボロボロに負けて大泣きしたズベレワも思い出しました。