ウガンダでテニスの指導もしていたという若い男性が、日本人のパートナーの方と一緒に訪ねてきてくれました。
彼は「将来、日本でテニスコーチもしたい」という夢を持っている様でした。
その話を聞いて、「それは素晴らしい!」と思いました。
というのも、今の日本のテニス環境は、円安の影響で海外遠征や留学のハードルがますます高くなっています。実際、海外大会への挑戦を諦めざるを得ない選手も少なくありません。
でも、逆に考えれば、「海外に行けないなら、海外のコーチをどんどん日本に呼べばいいのでは?」と思うのです。日本にいながら、異なるテニスの価値観や指導法に触れられたら、それは大きなチャンスになります。
選手たちの選択肢が増えれば、新しい可能性も広がるはず。
なにも著名なコーチにこだわる必要もないですし、
日本のテニス環境に、もっと多様な風を吹き込めたら──そんなことを考えさせられる出会いでした。
西山克久