日別アーカイブ: 2024年11月20日

驚き!日本人の10人に1人が「500m歩くのが難しい」理由とは?

今朝新聞を読んでいて驚きました。日本では、500m以上歩き続けるのが難しい人(主にシニア層)が約1200万人もいるそうです。想像以上の数字ですよね。

原因としてよく挙げられるのは、加齢による筋力低下です。確かにそれも一因でしょう。しかし、私はそれだけが理由ではないと考えています。むしろ、最近普及している柔らかいシューズの影響で「筋力頼みの歩き方」になっていることが、大きな要因ではないでしょうか?

シューズが歩行に与える影響とは?

たとえば、クッション性の高い靴やヒールのある靴を履き続けると、足裏の筋肉やアーチが本来の機能を発揮しにくくなります。その結果、歩行時に体全体のバランスが崩れ、疲れやすくなったり、ケガにつながったりすることがあります。

私は、年間数百人の足をコンサルティングして、シューズやインソールをお選びしていますが、扁平足の小中学生も増えている実感があります。

若年層に増える扁平足、その背景とは?

その背景には、次のような原因があると考えられます:

   •   裸足で過ごす時間が減少している
   •   運動不足による足裏の筋力低下
   •   スマートフォンやゲームの普及による、外遊びの減少

さらに、成長期に足に合わない大きすぎる靴を履き続けることも、足の形に悪影響を与える原因の一つです。

歩き方と靴選びを見直そう

これらの問題を解決するためには、まず歩き方や靴選びを見直すことが大切です。歩行時に筋力だけに頼らず、スムーズに長く歩ける方法があります。

また、足病医学が進んでいる、アメリカで開発されたインソールを利用すれば、本来の足の機能を取り戻す手助けが期待できます。

「500mが遠い」と感じるか、「軽々歩ける」と感じるかは、日々のちょっとした習慣の違いで大きく変わります。健康の第一歩は、まさに足元から始まるのです。

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西山克久

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