ソフトテニスの強豪校に入学した1年生の選手から、怪我が酷くなってきたと相談が増えています。
何か原因があるはずだと聴き取りをしていると、わかりました。原因はシューズです。
強い部活になると、その地域で有名な学校の影響力を利用しようとメーカーの販促部隊が学校を訪問し、布教活動をします。
子供にとっては、好きなテニスで有名なメーカーの人は憧れですから、素直に勧められたシューズを履いてしまいます。
ここが落とし穴です。
相談に来た選手のシューズは共通しており、柔らかく、幅が広く、足長も大きめで、ヒールカウンターの硬さや形状も理想的ではありませんでした。このようなシューズで激しい練習を続けると、シンスプリント、腰の滑り症、膝の靱帯損傷など大きな怪我をするリスクが高まります。
時には足の形状も変わってしまいます。
全てをソフトテニスに費やす子供たちも少なくありません。
シューズ選びについては、もっと深刻に考えるべきです。
自社製品の強豪校の使用率を上げれば良いというものではありませんし、ソフトテニスはブランドに偏りがあるのも問題をややこしくしている様に感じます、
怪我に悩んでいるソフトテニス選手は、こっそりと相談にお越しください。