テニスの原理原則

多くの人はボールを打つのはラケットだと思い込んでいます、

ボールを打っているのはガットです、回転(スピン)やスピードなどエネルギーに直接影響するのはガットの動き、

視点を変えればラケットは間接的に関与しているとも考えられないこともない、

そこがゴルフや野球などちょっと違うところ、

卓球やバドミントンに比べても、広いフィールドにボールをコントロールしなければならないので複雑です、

そしてガットは人の手によって張られるのが原則!

張る人(ストリンガー)の力量や経験によって、スピンのかけやすさ、ボールの威力、耐久性など違いが生まれます、

野球のバットは同じモデルなら何処のお店で購入しても、性能は同じですが、テニスラケットの場合は同じモデルでも張りによって性能が変わるのです。

大きなスポーツ量販店やインターネットで物を買う人が増えても、リアルなテニス専門店が求められるのは張りの良さを求めるプレーヤーが多いから、

ありがたいことです。

同じガットを同じテンションで張っても、お店が変われば、人が変われば同じになることは100%ありません、

当店が年末の休業期間に、仕方なく急遽他店で張った選手が張り替えにお見えになりました、

「打ち難くて殆ど使いませんでした」
まぁ確かに少し暴れています、

良し悪しでは無く違うと言うことです、逆も然りですから、

テニス人生充実の為に安定した良い張りに巡り合うことを祈っています。

ガットがボールを打つ 原理
ガットを張るのは人  原則

西山克久


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