2021年、私にとっての大きな出来事は、美濃越舞さんの競技生活引退でした、
小さな子供だったテニス少女がいつの間にか全国トップクラスのテニス選手に成長していて、
インターハイで活躍してプロ入りへのお手伝いをする様になるなんて、1mmも考えていませんでした、
舞ちゃんが駆け抜けたテニス人生に、ちょっとだけ関われたのは、私にとっても宝物、
7月、プロテニス選手生活最後の試合を群馬の高崎で応援しました、
会場でアップしている姿を見かけましたが、声をかけることはできませんでした、さほどコロナ禍でさほど観客が多い会場では無かったので、西山が居るのも判っていたと思います、
最後の試合の1回戦、キーンと張り詰めた緊張感…
試合開始、正直視界に入らない様にどこかに隠れていたい気分でしたが、1球1球息を止めて応援しました、
激しい撃ち合いを制し、6−3 6−3で勝利、
1回戦の1勝でしたけど、私には一生思い出に残る1勝です、
あの時勝ってくれてありがとう、
勝ってすぐ、舞ちゃんが真っ先に駆け寄って来て、「来てくださったんですね!」ホッとした様な安心した様な笑顔、嬉しかったです、
帰りの電車の中で「あっあの時と同じだ」、ある事を思い出しました、
10年前、美濃越舞さんと吉本興業様との所属契約が決まり、吉本興業本社にメディアを集めてのプロデビュー会見イベントがありました、
西山も呼んでいただけたので出向くと、控え室で準備をしてる舞ちゃん発見!
「舞ちゃ〜ん」と声をかけると
部屋の隅から駆け寄ってきて「来てくださったんですね!」不安な中で知っている人見つけたって感じの、ホッとした満面の笑顔でした、
あの時と同じ試合後の笑顔、懐かしかった、
プロとしての10年間応援できて本当に楽しかった、舞ちゃんありがとう。
西山克久