土曜日、イタリアGPのMoto3予選中に悲惨な事故が起きてしまいました、ジェイソン・デュパスキエ選手が激しく転倒し、ヘリで病院へ緊急搬送
日曜日、決勝レースの直前に彼が亡くなったことが告げられました、まだ19歳、友人やご家族のことを考えるとあまりに悲しい、
決勝レースは続行され、
事故が起きたコースをライダー達は最高時速360kmで疾走、
悲しみを背負って走る様に見えてしまい、正直とても複雑な気持ちでした、
中上選手、レース後のTwitter
レース前にJason選手の訃報を聞き、精神的にとても辛かったです。僕たちはライダーだけど、同じ気持ちを持つ人間です。
“死”という一番の恐怖を考えて走ったこともないし、考えたらとても360キロのスピードで走れないです。
ただ今回、そのことを忘れてはいけない。ということを改めて思いました。 pic.twitter.com/zF8MvqzQJm— Takaaki Nakagami (@takanakagami30) May 30, 2021
僕は一年前、中上選手がお店に来てくださったことをキッカケで、MotoGPを応援する様になりました、今まではその魅力的な面だけに惹かれ浮かれていました、
しかし初めてこの様な現実を目の当たりにして、大きなショックを受け、今は感情をうまく表現できません、応援という感情が、「見守る」に近い複雑な感情に変わった気がしています、
これからも世界最高峰のライダー達は、現実を受け止めたまま360kmで走り続けるのでしょう、
一年前「命懸けです」と言った時の中上選手の表情が忘れられません…
ジェイソン・デュパスキエ選手を忘れません、ご家族、ご友人、チームの皆様に心をこめて哀悼を、
Heartbreaking news. I would like to extend their best wishes to Jason's family, friends and team at this difficult time. Ride in peace Jason. pic.twitter.com/tS7zOyjgrM
— Takaaki Nakagami (@takanakagami30) May 30, 2021
西山克久