皆さんが思う以上に小学生、中学生の足は柔らかくて、脆い(もろい)のです、
昔に比べても、脆くなっているのではないでしょうか?
と言ってもほんの30年前、40年前、の昔です、
今の子供達は、幼児の早い時期シューズを履くので、裸足で過ごす期間が短く、
しかも最近のシューズやサンダルは柔らかいモノが多く、必要な刺激を受けないまま体だけは大きくなります、
極端な例えですが、足首から下は幼児のまま成長している、そんな印象です
そして、多くの子供達が早い時期からテニスを始めます、小学生でも週4週5当たり前、
耐えられなくなった足のアーチは潰れて、扁平足になります、
扁平足は決定的に不利、疲れやすく、怪我も多くなり、動作も不自然になっていきます、猫背にもなりますし、
砂浜に建てた塔の様な不安定さに耐える為に、脚の筋肉は太くなるしかありません、見た目は立派に見えてもそれは耐えるだけの重い筋肉です、
上手く筋力がつかない子供は、低学年から怪我を抱えることになります、それではせっかくのセンスや才能を生かす事ができません、
テニスの現場は、練習を提供する事で対価を得ている訳ですから、トレーニング、試合、合宿、ドンドンメニューを増やしていきます、
休ませる概念など生まれる筈も無く、「一生懸命」「夢」そんな言葉に盲目的になり、ハードになっていきます、
才能不足でも、練習不足でも、チャンスに恵まれないわけでも無く、怪我で引退するスポーツ選手が多いと聞きます、
怪我と上手く付き合う?
怪我はスポーツ選手が誰でも通る道?
そんのただのステレオタイプです、
怪我ゼロ!持続可能なスポーツの世界、
サスティナブルテニスを目指して、微力ながら舵を切っていきたいと思います、
西山克久