多くの大会が中止に追い込まれています、
大会を目標に時間を費やしてきた選手は大きなショックを受け、心にも体にも大きなダメージを受けていることでしょう、
なぐさめにはならないかもしれませんが、一言だけ、
長く生きていくうちに、理不尽は何度も経験するものです、
努力が結果にならなくても、努力した事実は、自分の中に残り続けます、
それはいつまでも生きていく力となって助けてくれるものです、
人の心は時が経てば回復する様にできています、だから自ら望んで悲しみの中に引きこもらないで下さい、
何が起きようとも人生は一度しか無いのです、
早く切り替えましょう、自分の意思で前を向きましょう、
「これからなにをすべきか」
テニスをはじめた頃は、ただ夢中だったでしょう?
それがいつのまにか、テニスが上手くなり、試合に出てみたら勝てる様になり、コーチや周りから褒められて、大きな大会に出て勝つ事が目標になって、それが進学や就職まで影響する様になり…
周りから褒められ与えられた目標は、時には世界を狭く窮屈にします、
私からすれば、全国大会出場するのは大尊敬ですが、広い社会に出たとたん、それはとても狭い世界の話で、大した称号にもなりません、
「インハイ出たの?だから?テニス以外に何ができるの?」その程度のことです、
だったら自己満上等!大きく生涯をかけてテニスという道を極める野望を持ってみてはどうでしょうか?
インターハイに出たくてテニスを始めたのでしょうか?
違う筈です、
世界を見渡せば、勝てない強い相手は、ごまんといます、たぶん死ぬまで勝てない相手はいます、
「一生をかけて上手くなってください」、終わりの無いテニスの旅が続きます楽しいじゃないですか?、
インターハイであろうが、グランドスラムであろうが、自分のテニス道を試す場でしかありません、
夢は大きくエンジョイテニス!
西山克久