今日は阪神淡路大震災から25年目、
あれからもう四半世紀か…
改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます、
私は中高を兵庫県尼崎で過ごし、なんとか社会人となり東京に出てきて26歳の時、あの震災が起きました、
あの頃は、テレビからの報道をどこか別の国の出来の様に眺めているだけ、高校の頃一番連んでいた友人が消防士になっていたのを知りながら、労いの言葉をかけることもなく、安否さえ確認する勇気もなく、そんな自分が情けなくて、毎年この日が来るたびに苦しくなります、
昨年の夏、50歳の節目で高校時代の同窓会が開催されました、仕事を初めてからは友人との交流もほとんと無く生きてきたので、行くつもりもありませんでしたが、K君が強く誘ってくれたので、思い切って出席しました、
いま思えばK君が大人になってテニスをしていなかったら、私のことなんて思い出すこともなかったでしょう、彼にもテニスも感謝しています。
会場で消防士の彼が待っていました、「かつひさ!久しぶりやなぁ〜」25年ぶり、相変わらずぶっきらぼうな笑顔に救われました、そういえば、下の名前で呼ぶ友人は彼だけだったなぁ〜なんて思い出しながら、その日は奇跡の様な1日を過ごしました、
いま生きていることが、本当は奇跡なのかもしれません、
感謝の気持ちを忘れずに、なにが起きても諦めず、なるべく笑顔で明日も生きていきましょうね。
西山克久