日別アーカイブ: 2019年10月31日

「シューズがきつい」子供の言葉を信じちゃダメです。


相変わらず小学生〜中学生のテニス選手の足の相談が増えています。

最近多くなってきているのは、前足の部分が広がってしまう、開帳足や、練習中小指が痛くなる現象

足の横アーチの崩れも起きていますから、豆やタコもできやすくなっています、

やっかいなのは同時に母指球への踏ん張りが強い場合、膝が内旋し、膝や腰、股関節を痛めて我慢しているジュニアも珍しくありません、素早く対応しておかないと、大人になってもその苦しみは続く事になります。

たぶん前足部分に荷重をかけたダッシュを繰り返す様な練習を、毎日様に続けている事が原因の一つでしょう、

戦前の徴兵検査では、扁平足の人は不適合とされたそうです、足の骨格の変形は運動能力が低いとみなされたいたと言う事らしいです、

テニスなどスポーツ独特の動きが原因で、扁平足になり怪我に苦しむジュニアが増えている傾向を目の当たりにしていると、なんとも矛盾とおもわざるおえません。。。

成長期の足骨格の変形は、大人の比ではありません、原因は間違ったシューズ選び、

「シューズがきつい」子供の言葉を信じて、サイズを大きくしたり、幅広シューズを選んではいけません、

多くの子の場合、元々大きすぎるシューズを履いていて、つま先に足が滑りこみ、そこで体重をかけ続けるもんですから、シューズの形状が一番細い部分で、前足が変形して横に広がり圧迫感を感じているだけです、

重要なことは、テニスをしている時の不自然な足の変形を起こさない様に対処することです、変形に合わせたシューズ選びをすると一時的に痛みは緩和されますが、加速度的に足骨格の変形がすすみ、姿勢にも影響していきます。

そもそも靴紐の結び方が間違っている場合も多数(かなりの確率)

お子さんのシューズの買い替えは、毎回毎回、足型を計測して、専門的なアドバイスを受けて選んでください。

週5日以上練習するレベルなら、身体を怪我から守り成績をしっかり出す為に、カスタムインソール制作が大いに役立ちます。病院や接骨院通いすること考えたらコストパフォーマンスは高いと感じていただける筈です。

あと一番大切なこと、

「シューズのかかとは絶対踏んじゃダメ!」

たった一度でも踏んでしまったら、一発終了です。

西山克久

※テニスで小指が痛くなる場合の対応については、また今度ゆっくり書きます。

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