毎朝自宅から巣鴨駅まで、ちんたら自転車で通うのですが、そんな僕の横をビュンビュンと自動車並みのスピードで漕ぎ抜ける自転車ライダー🚴♂️が増えています。
皆さん専用のヘルメットやグローブなど万全でカッコよくシャーーーーと寒さに負けず駆け抜けて行きます。
スキーやスノボでも上級者になるほどにヘルメットやプロテクターなど身体を危険から守る道具にしっかり投資をしている様に思います。
危機意識が高いのでしょう。
振り返って、わがテニス界。
テニスの動きは複雑で非日常的なので足に大きな危険を伴います。
その危険を回避する道具がシューズなのです。
上級者、テニスコーチ、エリート選手、プロ選手になればなるほどその負担は増大していくはずですが、どうもこのレベルの方々の危機意識は他のスポーツに比べて高くは無いように思います。
専門店で型落ちシューズの売り上げ比率が高い状況。メーカーとの用具使用契約の習慣が広まりすぎて、貰えるのが当たり前になっているエリート達の環境。
結局は、シューズが与える体への影響への理解度が低いので危機意識が高まらないのでしょう。
技術がエリートの方々には道具の選び方の意識もエリートであって欲しいのです。
メーカー契約をステータスにしてはいけません。
また選手に合うか合わないかの科学的な判断もせず、販促としての効果も測定せず、契約選手獲得競争に感情的になっている様に思えるメーカーさんのマーケディング手法にも変革を期待をしています。
全国大会優勝しても、プロになっても、テニスコーチになっても、自分にとっても最も優れた道具を身銭を切って購入することは恥ずかしいことではありません。むしろアスリートとして高い知識とプライドを持つ証です。
テニス選手として成功する為に最も必要な事は健康をキープすることです。
心と体は繋がっているので両方のバランスを取る。オンとオフを切り離すのではなくて、オンのまま細切れでオフする能力ってとても大切。
フィジカルのONとOFFはシューズの性能が司っている、良いシューズは足のONとOFFの切り替えが上手に出来る様に導いてくれるのです、クッション性なんて全然関係なくて、見た目ではわからない設計や適切な素材の使われ方が関わってきます。
餅屋は餅屋と言いますが、足と身体の関係を長年研究し、テニスに限らず多くのスポーツの動きから得られる経験を元に設計されてくるシューズが圧倒的なアドバンテージを持つのは必然。
西山克久