ストロークのパワーを上げる為に、母指球で踏ん張り蹴るという指導をしたりされたりすることが多いと思います。
テニスのレベルを上げる為には必要な技術であっても、身体が求める運動となっていないと矛盾が生じます。
特に多いのが
★ふくらはぎの痛みや疲れ
★足裏の痛み。
小学生~中学生のジュニア選手に多くみられます。
ためしに!
立って母指球にぐいっと力と体重をかけてみてください。
膝が内側に入り、ふくらはぎや足首周りにストレスがかかるのが判ります。テニスはこれが強く連続して行われている運動です。
この時足首周りの関節はオーバープロネーション(過剰回内)
オーバープロネーション(過剰回内)とはカカト周りの関節が過剰に動きすぎている状態です。
土台である足首周りの崩れは体全体に影響を及ぼし怪我や疲れを誘発します。膝痛や腰痛もここに問題がある人がほとんどです。
関節が柔らかく、筋力不足の小学生~中学生に母指球を意識させると正しい重心移動ができず、過剰回内状態が常態化しているのではと推測しております。
コーチが正しく教えていても、「母指球!」だけが意識に残りただ踏ん張るだけの行為になってしまうのです。
身体が求める足裏の重心の流れは、カカト~小指側(アウトサイド)~母指球へ抜けて蹴る(ふんばらない)
大きく丸い踵骨の転がりを力に、小指側で地面からの反発をエネルギーとして受け取り(床反力)、最後に母指球で凝縮したエネルギーを開放して抜けていくイメージです。
それを導くのは上半身だったりしますから下半身だけじゃない。
過剰回内の人はカカトや足の外側に上手く乗れず母指球にいきなり乗って踏ん張ってしまい効率的にエネルギーを生み出せない状況が多いのです。
母指球だけへの過剰な意識がその運動を作り出すのでしょう。
中学生くらいまでは自然に身を任せてに大きく大胆にラケットを振って振ってテニスをして、高校生くらいから筋力をつけつつ複雑な動きを学び始めた方が怪我で夢を代無しにする可能性が低くなるのではないでしょうか?
思うがままに。
西山克久
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