錦織君の全豪オープンテニス3回戦勝利!
ファーストセットを獲られはしましたがその後は危なげなく安心感満載の試合内容でした。
4回戦でベスト8をかけて対する相手はフェレール!
強敵だ。
昨年末のツアーファイナルズでの対戦では錦織に負けて相当悔しそうだったので勝つための対策も欲望も万全であろう。
どんなボールにも食らつくし諦めない最強のメンタルパワーの持ち主。
錦織君のプレーに本来のキレがないと厳しい戦いになることでしょう。
そうそう今日の試合の解説ガットのテンションのお話がでていましたね、道具についての話もしていただき感謝感激でした。
その中で、錦織は55p57pで張ってる(聞き間違いならごめんなさい)みたいなお話がありました。
普通は縦ガットの方を強く張る筈ですが錦織君の場合はプロになってからは横ガットのテンションを上げているそうです。
(確認とれました)
普通横ガットのテンションを変える場合、ラケットにもよるのですが変形を抑える為に横を落とすことが一般的です。
20年前ガット張りの修行をさせていただいた頃は、2pとか3pとかいうレベルではありませんでした
当時、張りを一から教えていただいた師匠の張り方は、横ガットを5p落としさらに下半分を5ポンド落とす。
合計で10p落とすラケットが多かったのです。
お客様のテンション指定が55pだったとしたら、横ガットは最終的に45pってことです。
素材も今とは違うし変形しやすい大きなフェイスサイズのラケットも多かったので、そうしないと綺麗な形では張れませんでした。
「そんなんじゃ緩いでしょう」と思いますよね。
当時は、それでも他店で張るより私がお世話になっていたテニス専門店の張りは硬め(しっかり張れて緩みにくい)と評判でした。現在はガット張りマシーンの性能もアップしましたし、ラケットの素材も強靭になったのでそこまで落とす事はありません。
基本は縦ガットテンションを指定すれば横ガットについては信頼できるストリンガーさんにお任せが無難です。
横ガットのテンションを変えるのが最近の傾向みたいなニュアンスでしたが、先輩ストリンガーが培った、昔から存在する技術なのです、あまり口に出して話す様な事ではないので自分でガットを張った事がないと知る由も無いお話ですよね。
ストリンガーそれぞれ様々な考え方がございます何が正しいとは言えません。
あくまでプレーヤーの皆様が気持ちよくプレーしていただく事がとても大事なので、地元のショップの方と相談してチャレンジしてみてください。
ガット張りは奥深く 日々修行。