横糸が切れる人々。

こんにちはラフィノ西山です。

ストリンガーとしては基本おすすめはしませんが
先日こんなガット張りのオーダーを頂きました。

ガットは縦4G 125 横AKPRO16のハイブリッド。
メジャーチョイスです。

面白いのはテンション。

縦47p
横49p

縦より横を上げるオーダー。

本来この張り方はお受けしたくないのが本音。

なぜかと言うとラケットは縦糸の方が長く 横糸の方が短い。
横を上げると当然横のテンションが高くなり
ラケットに負担がかかる可能性があります。

私がストリンギングを学んだ時、縦糸に対して横を落とす理由は

ラケットの変形を抑え負担を少なくする為と学びました。

最新のラケットは素材も硬く変形し難いから
縦横を同じで張っても大丈夫という考え方もあります。

それでも使用しているうちにラケットは劣化していきますので
現在でも変形を抑える為に縦糸に対して横糸は適時落としてお張りしています。

しかし今回の様に横を上げる事にメリットがあるとお客様から学びました。

スピンのかけ方によっては横糸が切れる人が稀にいらっしゃいます。

そんな時、横糸のテンションを上げると耐久性が劇的に上がるそうです。
今回のお客様の場合は一ヶ月が三ヶ月まで延命したとか

それは大きいですね。

同じ様にお困りの方は、試してみても良いかもしれません
基本的には自己責任で。

40ポンド代の低いテンションで変形しにくい最近のラケットを
腕のあるストリンガーが張れば問題起こる可能性は低いと思います。

深いお話で勉強になりました。

インターネットでガット張りサービスやってます。


コメントは停止中です。