AM5:30
『本日の大会は、予定通り実施します。雨対策を万全にして大会に臨んでください。よろしくお願いします。』
手賀沼エコマラソン2017大会ホームページに告知。
「本当にやるのね」
窓の外は雨 、
うるさいほとの大雨。。
すこし不安を抱えながら、会場へ
スタートゾーンに入ると妙に皆さんハイテンション。
走り初めてみると体温も上がり気持ちの良いシャワーを浴びている気分に浸れた。
これはイケる!
と調子がよかったのは7kmまで。
体温は下がり右足が硬くなっていくのが判る。
雨はさらに強くなる一方、コース上は障害競技の水郷状態でシューズの中は一瞬で洪水。
「10kmでリタイアしても記録は残るかな?」
そんな会話が飛び交う。
残るわけがない。
雨の音と重くなりつつある足音。苦しそうな息遣いに包まれがなら1歩1歩進む。
それでも進めたのは、ずぶ濡れで運営してくださっているスタッフの方々の真剣な眼差、コースの設置や各チェックポイントや給水所の準備も大変だったと思う。
出場を棄権しなくてよかった。
大ピンチ状態になったのはラスト6km。
腸脛靭帯から異常事態のお知らせ。
時折右膝に力が入らない。
もう30秒おきに歩くことばかり考えていました。
「もう歩こう….」
その時でした!
目の前に現れたのは、
地元の高校生さん達が列を作っての大声援とハイタッチの大サービス!
一番苦しい場面、天使のハイタッチでした。
不思議と体に力が入り、最後までヨタヨタと走り完走することができました。
傘をさしても無駄な雨のなかで、本当に信じられない数の人々が沿道で応援してくださいました。
こんな普通のなんでもない僕なのに…
スタッフの皆さま、寒く濡れる中応援くださった皆さま本当にありがとうございます。
やっぱり手賀沼エコマラソンは僕にとって日本一の大会です。
大雨でお金だしてわざわざ苦しむなんて理解できないって言われます。
今日出場した人は会社や友人に同じ様なこと言われてると思います。
僕が大雨でもマラソン大会にいく理由を、帰りの常磐線の中でボーっと曇天を眺めながら気がつきました。
それは「自信を自分の中に生み出す為」
自信は人から与えられるものではなく、自分中に生み出すもの。
一生分の雨に打たれ、震えながら痛みに耐えながらも完走できましたその自信は強烈です。
他人に左右されない自分だけの自信が、幸せに生きていく為の種になる筈です。
まぁサボっていると枯れちゃうんで、来年も手賀沼エコマラソンには出ます。
テニスで沸き立つ自信を得たいならプロアマ問わずマラソン大会オススメです。伊達さんもウォズニアキ選手もフルマラソンの大会出場経験ありますしね。
シューズよありがとう、今夜は一緒にお風呂入ろう。
西山克久。